「保健所が果たしている役割と今後の課題について」
質問(細川)
コロナ禍で大きく注目された公的機関の中の一つに保健所が挙げられる。
保健所は、伝染病などの疾病の予防をはじめ、精神保健福祉、健康、生活衛生、こころの相談、医療相談、薬の相談など、その業務は多岐にわたり、大変幅広い分野で私たちの生活に密着し、業務を行っている。今回のコロナ渦では、PCRの検査、予防の啓蒙、また感染症に関しての素早い情報提供など、大変多くの実績があり、市民にとっての安心のよりどころにもなっている。改めて、保健所におけるコロナ禍での状況と役割についてお聞きしたい。 また、今回の新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、業務が多忙化している現在、今後保健所が円滑に業務を行うためにはどのような課題を解決していかなければならないのか、お聞きしたい。
答弁(市長)
保健所は平成27年の設置から6年が経過している。この間、健康危機管理に関する多岐にわたる業務を主に担っている。特に新型コロナウイルス感染症に関しては、市内の発生状況や予防策等を市のHP、防災行政無線等で注意喚起を行った。また、飲食店でのクラスターが発生した際、当該業種の集中的なPCR検査を実施した。県保健所と比べて関係機関との連携が容易なことや、衛生検査室でPCR検査ができる利点があり、迅速に感染拡大防止措置をとることが可能。一方で今後の課題では、保健所の体制強化が急務となっており、令和3年度から、感染症対策の体制強化を図るため、保健師を増員したうえで「感染症保健対策課」を新設する。