濃厚接触者の待機期間短縮に向けた 科学的検討及び検査体制の抜本拡充を求める緊急要請

立憲民主党新型コロナウイルス対策本部は2月4日に厚生労働大臣に対しタイトルの通り緊急要請を行いました。内容は下記になります。

新型コロナウイルス「オミクロン株」の感染が全国的に急拡大している。重症
者等も刻々と増加しており、病床の使用状況もひっ迫の度合いを強めている。ま
た、感染拡大に起因する社会経済活動の停滞が長期化することによって、多くの
方々の暮らしはさらにその厳しさを増している。
政府は、「最悪の事態」を想定した十分な準備を怠ってきたと言わざるを得な
い。ワクチン 3 回目接種はいまだ全国民の約 4.0%で遅々として進まず、検査に
必要な機器・体制も不足している。その結果、今般の急激な感染拡大を食い止め
ることができず、濃厚接触者を長期間自宅待機にすれば、社会機能の維持が困難
になるという切迫した事態が生じている。
感染拡大を防ぎながら、必要な社会機能を維持することが求められており、緊
急避難的に濃厚接触者の待機期間の短縮も検討する必要がある。社会機能の維
持のためやむを得ないとはいえ、待機期間を短縮すれば感染拡大のリスクも高
まる。このような事態を招いたのは、岸田政権の失政と言わざるを得ない。
社会機能の維持が困難となる事態は間近に迫っており、以下の項目を早急に
実行するよう強く要請する。

1. エッセンシャルワーカーに限り、検査で陰性であれば 5 日目で解除される
こととなった濃厚接触者の待機期間について、エッセンシャルワーカーに
限定せず、その対象を一般に拡大することの必要性や安全性について、早
急に専門家の意見を確認すること。
2. 濃厚接触者等が迅速確実に検査を受けることができるよう、十分な検査キ
ットを確保するなど検査体制を拡充すること。
3. 検査体制を充実したにもかかわらず、各地で濃厚接触者でさえ検査が受け
られない状況になっていることついて、なぜそのような事態になったのか
速やかに検証し、今後の対策に生かすこと。

以 上